映像制作業界初となるカーボンカリキュレータを電通グループとメタバース プロダクション*1が共同開発(2022年内リリース予定)

英国では広告業界3団体が主導し、「アド・ネットゼロ」(温室効果ガスの排出量を実質ゼロにすること)の取組みがスタートしており、カーボンフットプリントを明確にするカリキュレータなどのツールが開発され、その活用の義務化も進んでいます。
電通グループと電通クリエーティブX・電通クリエーティブキューブ・東北新社・ヒビノの4社共同プロジェクト「メタバース プロダクション」は共同で、日本の映像制作業界では手つかずであったこの課題に対し、映像制作における温室効果ガス排出削減量を算出し、新しい制作手法・バーチャルプロダクションへのシフトを推進する「映像制作カーボンカリキュレータ」を開発し、来年度からの業界内活用・スタンダード化を目指しています。「映像制作カーボンカリキュレータ1.0」の機能は下記の通りです。

温室効果ガス排出量を
自動算出

制作ワークフローにおける「企画」「制作準備~撮影」「ポストプロダクション~仕上げ」の各フェーズで温室効果ガスが排出される要素を棚卸し、シンプルなインターフェースのExcelに排出要因となる数値を入力することで、映像コンテンツ制作における温室効果ガス排出量として可視化する(*2)。

排出削減手段を推奨し、
削減効果を数値化

制作ワークフローにおける各フェーズで考慮すべき削減手段を推奨し、「メタバースプロダクション」が標榜する“大量消費的な制作からの脱却”と“テクノロジーによる効率化”がもたらす削減効果を客観的に数値化。

*1: 電通クリエーティブX・電通クリエーティブキューブ・東北新社・ヒビノの4社共同プロジェクト。映像制作における“温室効果ガス削減”と“プロセス効率化”を目指し、2021年12月に発足。最新の映像制作手法である「バーチャルプロダクション」の活用し、大型LEDディスプレイ常設スタジオ「studio PX」やフルオーダメイド〜カスタム利用に対応する3DCGアセット「PX service」を提供する。
https://metaverse-px.com/
*2:計算ロジックは、経済産業省が公表する温室効果ガス削減貢献定量化ガイドラインに基づく

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